2022年11月26日土曜日

人の気持ちを考えよう

 人の気持ちを考えよう

以前も書いたと思うけど、おとーさんの座右の銘。子供たちには折に触れて伝えてきた言葉だ。人が生きる上で、もはやこれが正解なのではないかとさえ思える。

人間は関係性の生き物だ。必ず周りの誰かと関わりを持たなければ生きていけない。好むと好まざるとに関わらずだ。自分が何かしらの行動をとれば、必ず周りの人間に影響が及ぶ。そして、その人間からさらに先の人間へ影響は徐々に減衰しながら伝播するのだ。例えるなら、すべての人間がヒモで繋がれている感じだ。自分が動けば隣の人が引っ張られる。近づけば緩む。引っ張りすぎればヒモが切れるし。緩みすぎれば絡まる。関係性はバランスが大切なのだ。

「人の気持ちを考えよう」と言うのは、「相手のことを考えて譲ってあげよう」ではないのだ。それでは緩みすぎて、いずれヒモは絡まる。常にバランスを考えて、自分から相手へ、相手から更にその先に伸びているヒモが常にいい感じの張り具合になるように考えて行動しようということ。

だから、相手が嫌がっていたり、困っていたりするのに、自分の気持ちだけを押し付けて行動するなんて最悪だ。無理強いなんて愚の骨頂。そんな人間はヒモは切れないし絡まらないと勘違いしている。そんなヒモはこちらから切ってしまうに限る。それもバランスをとる方法の一つの手段だと思う。引っ張りすぎるヒモは切らないと、こちらが転んでしまう。そして転ぶのはいつも引っ張られた方だけだ。

人間関係は難しい。だから、常に人の気持ちを考える癖をつけて、周りのヒモの張り具合に気を配らなければいけないのだ。

最近そんなことを考える事が多い。

人生40年も半ばになると、つながっているヒモも多くなる。
自戒の念も込めて。




そうそう!運がいいと赤いヒモにつながっている人を見つけることも出来るんだってね笑