2020年3月6日金曜日

高校受験の作文対策は意外と難しい!ので、おとーさんが例文を作ってみた(4)

高校受験の作文の例文3作目です。

娘2号の作文対策をするにあたって、少し悩んだことがあります。
実は、作文対策の時間が少し足りなかったんです。文章能力を高めるには、たくさんの作文を書くのがいいと思うんですが、質と量のバランスが難しい。質ばかりを追い求めると数がこなせない。逆に、たくさん書いて練習しようと思うと、質を上げる時間が取れない。

そこで、考えた作戦が「どんなテーマでも同じ主題を使いまわせ作戦」です。

前回の記事でも書きましたが、難しそうなテーマでもよくよく考えてみるといろいろな捉え方ができるものです。

なので、無理やり(笑)と言うわけではないですが、どんなテーマが来ても事前に準備しておいた内容につなげてしまえるんじゃないかと思ったんです。
娘2号は中学校では吹奏楽部でした。そこで得た能力は人とのコミュニケーション力。これをどんなテーマがきても使って作文を書こうという作戦です。

さて。そんな作戦で娘2号が書いた作文が今回の作文です。

『高校生活で大切にするべきことは何か』

 高校生活で大切にするべきことは、コミュニケーション力を高めることだと思います。なぜなら、高校・進学・就職と進むに連れて関わる人が多くなり、トラブルを防いだり、情報を正しくやり取りするには高いコミュニケーション力が必要になるからです。そのため、私は部活動を通して、コミュニケーション力を高めていきたいと考えています。

 私は中学校で吹奏楽部に所属し、アルトサックスを担当していました。小学校の頃から経験していたこともあり入部を決めましたが、同じ楽器を担当している先輩との技術の差に圧倒されました。なかなか自分の思うようには演奏できず、焦る気持ちや毎日練習していても進歩しない自分の技術に歯がゆい気持ちを持ちました。

 しかし、落ち込んでばかりでは何も解決しないと思い、基礎から自分の弱点を見直し粘り強く取り組みました。そこで自分の苦手なことを具体的に伝えることにしました。ところが、うまく伝えることができなかったり、理解することができないこともありました。ですが、先輩に演奏技術を説明してもらい自分の練習に取り入れたり、的確なアドバイスをもらいじっくり話し合うことで理解することができました。そうしていくうちに、段々と今まで難しくて吹けなかったところも吹けるようになり、とても嬉しかったです。

 そんなとき、一年生の頃には実力不足で出ることができなかったコンクールに出られることになりました。金賞を取るという目標を立て、毎日部活動に参加し練習に取り組みました。結果は銀賞になってしまい、目標を達成できなかったことで、とても悔しい思いをしました。

 三年生では、アルトサックスパートの中心となり、後輩を教える立場となりました。後輩が演奏する上での分からいことや、苦手なことを正しく理解したり、パートをまとめて活動することの難しさを感じました。そんなときは昨年の先輩とのやり取りを思い出しながら、たくさんコミュニケーションを取り解決するように心がけました。コンクールの結果は変わらず銀賞でしたが、先輩や後輩と充実した時間を過ごすことができ、とても良い経験になりました。

 部活動で学んだコミュニケーション力を高校の授業や部活動で活かし、充実高校生活を贈りたいです。