2020年3月5日木曜日

高校受験の作文対策は意外と難しい!ので、おとーさんが例文を作ってみた(3)

娘2号の作文、2作目。

中学校でもらった資料の中に、過去の試験で作文で出されたテーマの一覧があったんですが、どれも意外と難しそうなテーマになっています。
……が。よく見ると一見難しそうだけど、受け取りようによってはどれも問われていることは同じかもしれない。そう思ったのテーマの一つが今回の作文のテーマです。

先にテーマだけ言っちゃうと「少年よ大志を抱けという言葉があるが、あなたにとって大志とはなにか」です。

クラーク博士の言葉が出てきてちょっと身構えちゃいますね。でも、『大志』の意味って何でしょうか?辞書によると『大きなこころざし、将来に対する遠大な希望』だそうです。
ならば ”将来に対する夢” ととらえてもいいんじゃないでしょうか?

というわけで、今回は「大志=夢」ととらえ書いてみました。


少年よ大志を抱けという言葉があるが、あなたにとって大志とはなにか』

 私が将来に抱く大きな夢は、美容師になり多くの人に笑顔になってもらうことです。美容師になりたいと思ったきっかけは、二年生のときに参加した職場体験学習で美容室に行かせていただいたことです。その美容室で美容師の仕事内容や細かい気づかいを学ばせていただきました。その中でも印象に残っていることは、大きく二つあります。

 一つ目は、お客様が気が付かないような所にまで気を配っているということです。例えばシャンプーをする際に、お客様の頭が動かないような洗い方をしているということです。自分で洗っているときには気が付きませんが、他人に洗ってもらうと、思っているよりも頭が動き不快に感じるそうです。他にも、お客様一人一人に合ったコミュニケーションの取り方をしているということです。静かに雑誌を読みながら過ごしたい人、美容師と会話をしたい人、逆にあまり会話をしたくない人など様々なお客様がいらっしゃいます。お客様との会話や様子から、そのお客様が望んでいることを読み取り、コミュニケーションの取り方を変えていきます。このように美容室では、お客様が気が付かないところまで気が配られており、その様子を間近に見てとても素晴らしい仕事だと感じました。

 二つ目は、従業員同士のチームワークの良さです。私がお世話になった美容室は少ない人数で経営されていましたが、それぞれの従業員がお互いの状況をよく見ていて、手が空いているときは他の従業員のサポートをしたり、洗い物などの地味な仕事も率先して取り組み、皆が気持ちよく仕事ができているように見えました。これは、昼食を皆で食べたり、休憩時間も皆でおしゃべりしたりと、皆一緒にいる時間が多く、お互いのことをよく知ることが出来るからなのだろうと思いました。従業員同士の雰囲気が良いので、自然とお店の中の雰囲気も明るい雰囲気になっていました。

 私の住む多度町には多度大社があり、七五三や結婚式などで美容師の活躍する場が多くあります。私は美容師になり、人生の門出や記念の日を迎える人が笑顔で過ごせるように、少しでも役に立てる人間、そして地元のために役に立てる人間になりたいと思っています。そのために、高校生活では多くの活動に参加し、積極的に人と関わることでコミュニケーション能力を高めていきたいと思います。