2014年2月20日木曜日

自宅ノートパソコンのChromebook化

どーも。おーはしです。

さて、いよいよ自宅のノートパソコンのChromebook化です。

まずは、ChromeOSを手に入れる必要があります。
……が、実はChromeOS自体は手に入りません。手に入るのは「ChromiumOS」というもので、オープンソースで開発されているChromeOSとは兄弟関係のようなものです。

ChromiumOSはオープンソースなだけあって、さまざまなバージョンがありますが、1番利用されているのが「Vanilla」と言われるものでしょう。
では、まずChromiumOSを入手します。

配布先はこちら→「ChromiumOS builds by hexxeh


このサイトでは、windows版とMac版とLinux版が公開されていますので、windows版を選択します。
するとその下に、超簡単にインストール方法が表示されます。


要するに、
・WinRARか7zipを利用してダウンロードしたファイルを解凍してね。
・Windows Image Writerを利用してイメージファイルをUSBに書き込んでね。
・出来上がったUSBからブートすればChromebookの出来上がり!
って事です。

ダウンロードしたファイルの解凍はwindows標準の機能で解凍しても問題ありませんでした。
WindowsImageWriterは入手先がリンクされているので別途ダウンロードしてインストールしておきます。


このサイトでは、かなりの頻度で最新版(最新ビルド版)が公開されていますので、最新(一番上)のものをダウンロードします。USBのアイコンをクリックです!


チェックボックスにチェックを入れて、ダウンロードボタンをポチッとするとダウンロードが開始されます。
ダウンロードが終了したら早速解凍してください。1個のイメージファイルが出来上がっているはずです。

ここまで来たらあと少し!
用意しておいたUSBを差し込んでWindowsImageWriterを起動します。


フォルダのアイコンを押して、先ほど出来上がったイメージファイルを選択します。
Writeボタンが押せるようになるので、おもむろにクリックして下さい!

進行バーが進んで書き込みが終了したら、起動用USBの出来上がりです!!

ChromiumOSを利用する場合は、このUSBのからパソコンを起動させます。
USBを差し込んだまま、パソコンを再起動します。


起動中にF12キーを連打して起動メニューを表示させます。(パソコンによってF2だったりF8だったりしますので、画面下の方出る表示を確認して連打して下さい)
起動メニューの中から「USB HDD」を選択して起動させます。

しばらくすると……。


来ました!!


初めて起動する際には、言語の選択やキーボードの選択とネットワークの選択が求められます。ChromiumOSはWEBでの利用を前提としているので、ネットワークに繋がらないと意味がありませんからね(^^;


さらに、Googleへのログイン画面。
一応、ゲストでも利用できるようですが、ゲストでログインする意味があまりないので、自分のアカウントを使ってログインします。


アイコンの選択画面にも自分のアイコンがちゃんと出てきます(^^)

OKボタンを押せば完了です。


初めての起動の際には導入画面がでますが「☓」を押して閉じちゃいます。
すると……。


何もない……。
一瞬焦りますが、落ち着いて画面の下の方を見てみましょう。
一番左に見覚えのあるアイコンがあるはず!そう!Chromeブラウザです!


クリックすると、いつものブラウザが立ち上がります!
この瞬間。僕は鳥肌がたったと同時に、Googleの本気を感じました!
スゴイ!本当にChromeブラウザしか無いじゃん!


Chromeブラウザアイコンの隣にアプリのアイコンがありますが、これもいつものChromeブラウザと同様にウェブストアからChromeにインストールしたものが並びます。
やっぱりChromeブラウザしか無いんです!

使い方は……。いつもの通り。Chromeブラウザを利用してWEBサイトを閲覧するだけ。操作に迷うこともありません。

しばらく使ってみましたが、まったく問題なし!
Windowsの必要なんて全くなし!いつものようにWEBを見て、いつもの様にブログを書ける。

ただ、問題点が無いわけでも無いんです。

まず、ChromiumOSは自動アップデートが出来ません。定期的に最新版をダウンロードしてインストールし直す必要があります。
そして、ライセンスの関係でFlashが利用できません。ま、これはあまり気になりませんが。

そして、USBから起動しているため、USBへアクセスしている際には動きが緩慢になります。
高速なUSBを利用すれば問題ないのでしょうが……。残念ながら僕が使用したUSBではフリーズしたのかと思う瞬間がたまにありました。

そして、僕は気がついてしまったんです。
Windowsの必要もないけど、わざわざUSBにChromeOS入れて、パソコン使う必要もないよな!?
使うのはどちらにしろChromeブラウザだけだし……。WindowsでChrome使ってても同じことだよなって。

今回の、自宅ノートパソコンのChromebook化の結果からいうと、わざわざChromiumOSをUSBにインストールしてノートパソコンをChromebook化するメリットはほとんどありませんでした(汗)
古いパソコンをChromebook化するのなら、少しはメリットがあるかもしれませんが……。

Chromebookに関して非常に興味深い記事を書いている方がいらっしゃいました。

Tuyano Blog 「今年はChromebookの年か?」

ハードからソフトへ。この点で僕は少し勘違いしていたのかもしれません。いつのまにかChromebookというハードを求めていたのかも。

ソフトということを考えると、Googleのサービスは僕の生活を大きく変えました。家族との写真もスケジュールもアドレス帳も全てGoogleのサービスを利用して管理しています。
僕はこれからもGoogleのサービスに依存してインターネットを楽しむつもりです。

Googleが見せてくれようとしている新しい世界がどのようなものなのか。楽しみで仕方がありません。