多くの人々にとって忘れることの出来ない3月11日。言わずと知れた、東日本大震災の発生した日。
津波や原子力発電所の脅威については、多くのメディアが取り上げているので、あえて僕が言うようなことは無いのだけど、ブログを書く身としては、やはり何か記しておきたい。
と言うわけで、昨日Google+で投稿した内容と重複するけど、ブログにも記して置こうと思うのです。
昨日の僕の酒のつまみは、ワケギの味噌和え。
ネギ系の物は、小さい頃からまったく食べられなかった食べ物。
4年前、会社関係の工場に被害が発生したとの事で、復旧応援に向かった。
直接の被害は大きくなかった会津地方だったけど、それでも僕の身の回りから食料が消えた。
一部スーパーや飲食店では限定された状態ながらも営業していたようだけど、復旧作業が夜遅くまで続き、店舗の営業中にホテルに帰れた試しがなかった。
コンビニには、少量のスナック菓子とビールとタバコしか売っておらず、僕たち応援組は、こちらから持ち込んだカップラーメンやスナック菓子を食べながら、職場の復旧に汗を流した。
一段落して、こちらに戻ってきた僕は、今まで食べられなかったものが、全て食べられるようになっていた。
無理をしている訳ではなく、自然と普通に食べられる。
それまでも分かっていたつもりだったけど、食べ物がない状況に直面して初めてそれを思い知るのです。
「食べ物があるって素晴らしいことなのだ」
という事を。
津波の被害や原発の被害に遭われた方々からすれば、「何をそんなことぐらいで」と思われてしまうかもしれないけど……。
でも、これが僕の体験した東日本大震災なのです。
被害にあわれた方々のご冥福をお祈りします。