先日、娘2号が社会科見学に行って来ました。
目的地の一つが「トヨタ車体」の工場見学。言わずと知れたビック企業の一つですね。
そんな娘2号が、持ち帰ってきたのが、生徒が提出した質問への回答用紙。
工場の広さや、作っている車種などの質問が並ぶ中、気になる質問と回答が。
質問:工場で働いている人の中には女性はいますか。いるとしたら男性10に対してどのくらいの割合ですか。
なかなかセンスのいい質問ですね。授業や塾で割合の勉強をしたんでしょうかね?
残念ながら娘2号の質問ではありませんが(苦笑)
これに対する工場担当者の回答が良いのです。
回答:約200人います(200/3500 約6%)
男性と女性の比率は、男性が3,300人なので、3300:200=16.5:1
男性10に対しては、16.5:1=10:X X≒0.6
よって、男性10に対して女性は、約0.6になります。
あっさりと、約0.6と答えずに、計算のプロセスを示す。すばらしい回答だと思いました。
「男性10に対しての女性の割合」を知ってどうする?
なんて思っちゃいけません。
小学校や中学校で習う内容は、意外と大人になってからも役立つことが多いもの。
小学生にとっては、「教科書の内容なんて将来役に立たない」って印象がありますよね。でも、習ったことを実施に現実の世界で使うことで、その印象が少しでも変わるんじゃないでしょうか。
実際に僕は前の部署に配属された時、高校の化学の参考書を読んで勉強しなおしたことがあります。
連立方程式や割合の計算だって頻繁に使います。
そして、もっと勉強しておけば良かったと、身を持って感じていたりします(泣)
娘達よ。
基礎をナメてはいけない。いや、むしろ基礎さえわかっていれば、あとは何とかなる。
それは、勉強だけに限った話ではない。
日常生活においても同じことなのだよ。
だから……。
人としての基本。後片付けくらいバッチリやろうぜ!