「人の気持ちを考えよう」
子どもたちが小さな頃には、折に触れて伝えてきた言葉だ。おとーさんの座右の銘でもある。
人の顔色を伺おうとか、みんなに気に入られるようにしようとか、そんな意味ではない。
ボクたちは一人ぼっちでは生きていけない。誰かとの関係性の中でしか生きられない生き物なのだ。そしてその関係性は、自分よがりでも、相手に譲ってばかりでも、うまくはいかない。バランスが大事なのだ。
だからまず、人の気持ちを考えよう。
先が見通せず、そのためか世知辛さが増す最近の世の中だけど、総じてこの言葉が真理なのではないかと思うのだ。
ふと、そんなことを思ったのです。
自戒の念を込めて……。