2017年1月20日金曜日

僕はこうしてピアノを買いました - 電子ピアノとアルト・サックス購入奮闘記

ども。おーはしです。

究極の大人買いで電子ピアノとアルト・サックスを購入したおーはしさん家。
前回の「僕はこうしてサックスを買いました」に続き、電子ピアノの決め手になった各電子ピアノの比較も記録しておこうと思います。

もうすぐ新年度。進学や進級に合わせピアノを購入するご家庭も多いんじゃないでしょうか?
大きな一軒家や防音設備の整った家でなければ、グランドピアノやアップライトピアノなどの生ピアノを購入するのは難しい。そこで、選択肢になるのが電子ピアノです。

サックスと同じくお世話になったのは、島村楽器 イオン四日市尾平店
担当してくれたのもサックスと同じくI東さんです。


選択肢になった3台のピアノ

さて、ピアノの選択はサックスより知識があります。と言っても素人知識ですが(汗)
選択肢になる条件のなかで一番重要なのがピアノの弾き応えです。
出来るだけ生ピアノに近い感覚・感触で弾けるものが条件です。

そんなおーはしさん家が事前に選択肢にしていた3台がコレ。
  • YAMAHA Clavinova CLP-585
  • KAWAI CA97
  • ROLAND LX-17






この3台。どれもメーカーのフラッグシップモデルです。
フラッグシップモデルともなれば、どれも生ピアノに近い似たような仕上がりかと思いましたが、それぞれに特徴を持ったピアノになっています。

ちなみに、島村楽器では「KAWAI CA9700」と言うグレードのモデルも売っています。
これはKAWAI CA97と島村楽器がコラボして開発したオリジナルモデル。と言っても、中身はほぼCA97と同じだそうです。

3台の違いをざっくり言うと

3台の違いは、細かいことを言うと色々あります。
そりゃあメーカーがフラッグシップモデルに推す機種ですからね。

カタログとI東さんの説明を聞いた上で、ざっくりと、しかも僕の完全なる個人的な偏見で各機種の最大のポイントはコレ。

【YMAHA CLP-585】
YAMAHAの最大の特徴は何と言っても「音」です。
YAMAHA最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」の音を1音1音サンプリングした音は圧巻です。
さらに、共鳴音を再現したVRMは臨場感抜群です。

【KAWAI CA97】
KAWAIの機種もコンサートピアノからサンプリングされた音を使用していますが、KAWAIの推しはやっぱり「タッチ感」
多くの電子ピアノの鍵盤は生ピアノの鍵盤と長さが違います。そして、その違いがタッチ感に大きく影響するんです。……らしいです(苦笑)
KAWAI CA97はその鍵盤にグランドピアノとほぼ同じ構造を採用しています。

【ROLAND LX-17】
ROLANDと言えば、シンセサイザーやキーボードなどの電子楽器が有名。音楽アーティストのバンドのセットでもよく見かけますよね。
そんなROLAND LX-17の強みは、デジタルのこだわり。
音色の調整やデジタルコンテンツとの親和性が秀逸です。

実際に触れてみた感想は?

知識で頭でっかちになっていても、実際に弾いてみると印象はガラリと変わるもの。
ネットではKAWAI CA97の評価がものすごく高いです。グランドピアノを超えた的な口コミもありました。

サックスでは自らの試奏が出来ませんでしたが、ピアノは娘1号がいます。弾けます!そこそこ上手に(笑)

多くの楽器店では、勝手に試奏出来ません。子供がおもちゃにしちゃうのを防ぐためでしょう。
お店で試奏する時は、店員さんを呼びましょう。これ必須です。
今回も担当してくれているI東さんにお願いして、3台を弾き比べです。
店員さんにお願いすると、椅子を用意してくれたり、ボリュームを最大にしてくれたり。
人に聞かれるのを恥ずかしがる娘1号のためにヘッドフォンも用意してくれました。

さて、さらっと試奏した娘1号の感想は……。

【YAMAHA  CLP-585】
いい感じだけど、家のとあんまり変わらないかな……。
鍵盤の弾き応えは、ピアノ教室の先生のグランドピアノに一番近いかも。



【KAWAI CA97】
無いな……。
3台の中で一番無い。音が全然自分には合わないかも。



【ROLAND LX-17】
可もなく不可もなし。
ただ、譜面台が無くて、鍵盤の蓋が譜面台を兼ねているのが、視線が高くなって嫌だな。


※実は四日市 尾平店にはLX-17がありませんでした。でも、他の日に他店でLX-17も試奏済み。写真はROLANDの他の機種です。


ネット評価で最高評価だったKAWAIをバッサリと切り捨ててしまいました(笑)
まぁ、娘1号の感想だし、教室の先生のピアノがYAMAHAだったって事もあるのでしょう。

ちなみに、I東さんのオススメもYMAHA CLP-585。
やっぱりこの音は他の追随を許さないのだそうです。

おとーさんも少し触らせてもらいましたが、弾き応えは3台ともあまり違わない印象。どれも以前娘1号と連弾の発表会で弾いたグランドピアノに似ていると思いました。
音はやっぱりYAMAHAか?ちょっと事前のイメージに影響されている気もしますが、深みのある音はやっぱりYAMAHAに分がありそうです。

でも……。おとーさんレベルだとどれも殆ど変わらないかな(苦笑)
だから余計に迷うんですよね。どれがいいんだろ?って。

そうこうしていると、もう一台のピアノに出会ってしまいました!

運命の出会いか!?



YAMAHA AVANT GRAND NU1です。
目からウロコが落ちるとはこういう事ですね。

前述のとおり電子ピアノの鍵盤は生ピアノとは違います。
ところが、このNU1は内部の構造がアップライトピアノと同じ!ピアノ弦の代わりにセンサーがあるというピアノ。


展示用のNU1は内部構造が見えるようにガラス張りになっています。
どうです?このメカニカルな感じ。

構造は生ピアノ、音は電子ピアノ。
だからハイブリットピアノと言われるんですね。

これなら、弾き応えは完全に生ピアノです。もう他の電子ピアノの比ではありません。
だってアップライトピアノと同じなんですから。

さらに上のグレードは、グランドピアノと同じ構造になっているN3、N2、N1という機種もあります。
しかし、こちらは完全に予算オーバー(泣)

さて、このNU1を試奏した娘1号は……。

「これ!もう完璧!めっちゃいい!完璧に生ピアノだわ!これしか買わない!(意訳)」

娘1号にとってもそうとうの衝撃だったようです。

もちろん、おとーさんが触ってみた感想は……。
そんなに違うかなぁ〜?って感じ(苦笑)
まぁ、おとーさんはピアノを弾かないから分かんないのかな。ピアノ経験のある娘2号も他の機種とは弾き応えが全然違うって言ってたし。


そこで、思い出したのです。
ピアノを選ぶ条件は「生ピアノに近い弾き応え」だった事を。

NU1に決めた

一旦、家族会議のために家に持ち帰り、検討を重ねた結果。
YMAHA AVANT GRAND NU1に決定しました。

決め手はやっぱり弾き応え。構造がアップライトピアノと同じというのは有力でした。

あとは、将来的にピアノとどう向き合うか。

正直、娘1号はピアニストを目指しているわけでもないし、ピアノの先生を目指しているわけでもありません。
でも、普段のピアノ教室へ通う姿勢を見ていると、「やるからには真剣に」と言う姿が見られます。しっかりと練習をして、とってもピアノを楽しんでいます。

ならば、親もそれに応えねばならないでしょう。

住宅事情から生ピアノは選べません。
今、選べるピアノの中から最高のものを。本物を子どもたちに触れさせたいと思ったのです。

NU1の運搬は生ピアノと同じ

実はNU1は他の電子ピアノと運搬方法も違います。
グランドピアノやアップライトピアノを運ぶピアノ専門運送業者が運ぶんです。

そりゃそうですよね。中身はアップライトピアノなんだから。
ちなみに、家の中で1階に搬入してもらった場合、2階へ移動させるのも素人には手が出せませんので、設置場所の検討も慎重に。

購入を検討する方は、運送費も購入費に含めることをお忘れなく。
今回の場合は、約1万数千円。

お店と家とでは全然違うんです

運送会社さんと日程の調整をして、無事に運び込まれたNU1。
うーん。ピカピカです。存在感が違いますね(笑)


対応してくれた運送会社さんも、さすがピアノ専門って感じでとても良い印象でした。

さて、無事に運び込まれたNU1。ですが、おとーさんには弾けないので、娘1号が学校から帰ってくるのを待って、実際にNU1で練習してもらいました。

……!?
……!!!!

音が全然違う!!!

お店で聞いていた印象と全然違います!
悪い方ではなく、良い方に!

お店で聞いていた時の100倍は良く聞こえます!(おとーさん調べ)
お店で聞いていた時は、気にならなかったけど、お店の広さや他の雑音があってやっぱり聞こえる音が正確ではなかったんですね。

家の中でピアノだけの音を聞くと、本当に生ピアノがそこにあるように聞こえます。

これ!本当に感動的なくらいいい音です。

電子ピアノの購入を検討されている方。お店で聞いた音は、家で聞く音の半分だと思ったほうがいいと思います。家で聞くともっといい音に聞こえます。
I東さんもボリュームを最大にしてくれていましたが、やっぱりこんなに違うんですね。


肝心の娘1号も満足そう(笑)
やっぱり良い弾き応えだそうです。


さて。これで、無事に新しいピアノとサックスがおーはしさん家に揃いました。
おーはしさん家では、ここ最近はなかったくらいシビレた大人買いでしたが、本当にいい買い物ができました。
何度も書きますが、島村楽器 四日市尾平店のI東さんには本当にお世話になりました。他のお店だったら、NU1ではなくCLP-585を購入していたかもしれません。だけど、I東さんは売上のためにNU1を推すのではなく、実際にピアノを弾く人の立場でのアドバイスや、おーはしさん家の懐事情まで気にしてくれました。

良い楽器との出会い。良い販売員さんとの出会い。
これも音楽の楽しみの一つだなぁって思い知りました(笑)


数回に渡って書いてきた「電子ピアノとアルト・サックス購入奮闘記」ですが、少しでも進級、進学に合わせて楽器を購入されるみなさんのお役に立てれば幸いです。

さて、娘たちが新しい楽器を手にして楽しそうに音楽に触れ合っているのを見ると、何でもやりたがりのおとーさんも触手が動くわけですよ……(笑)

コレほしいな↓ 楽しそうだな↓


NUVOが出している樹脂製のサックス「JSAX」
あ〜、これで娘たちとセッションしたい(笑)







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