2017年1月18日水曜日

僕はこうしてサックスを買いました - 電子ピアノとアルト・サックス購入奮闘記

ども。おーはしです。

先日、究極の大人買いで電子ピアノとアルト・サックスを購入したわけですが、とにかく悩みました。安い買い物ではないので、失敗は避けたいですよね。

なので、これから新学期や進学に合わせて楽器を購入する人たちのお役に少しでも立てればと思い、購入する楽器を決めるに至った経緯を記事にしておこうと思います。

まずは、購入後すぐに持ち帰ることが出来たサックス編です。

サックスに関しては、とにかく知識がまったくありません。サックスはピアノと違い、実際に触れる機会も少ない楽器ではないでしょうか。
なので、とにかく楽器店に実物を見に行きました。

向かったのは、島村楽器 イオン四日市尾平店


でも、実際に楽器を見てもよく分かりませんよね〜。パッと見分かるのは値段だけ(苦笑)
なので、とりあえず店員さんを質問攻めにします。

コレ。僕が高額商品を購入するときの常套手段です。
商品の事を知りたいのはもちろんですが、担当してくれる店員さんやお店の質を知るには良い方法だと思います。

おーはしさん家を担当してくれたのは、I東さん。名前出しても良いのかなぁ?確認取れていないのでとりあえず伏せ字です(苦笑)
後で知ったのですが、I東さんは実はピアノ担当。専門外のいきなりの質問攻めに的確に答えてくれる知識の深さにびっくりしました。

選択肢になる機種は?


で、I東さんの話を聞いて、中学校の吹奏楽部で使用される楽器は次の2種が多いということ。
  • YAMAHA YAS-62
  • YAMAHA YAS-480




もちろん必ずと言うわけではないですが。
学校の部活で使用される楽器は、高級品とまでは行かないけど、中〜高グレードのものが使用されるのだとか。

ちなみにYAMAHAの型式の数字は3桁より2桁が上位。その中でさらに数字が大きい方が上位になるんだそうです。
だから、YAS-480よりYAS-62の方が上位グレードと言うことです。定価で約5万円の差です。

この2機種に加えて、紹介されたのが次の2機種。
  • YAMAHA YAS-380
  • FESTI Tiara A

YAS-380は吹奏楽部では使用されることの少ない下位グレード。FESTI Tiara Aは島村楽器のオリジナルブランドの機種です。
島村楽器オリジナルとはいえ、ネットでの評価はまずまずのようですね。
ただ、I東さんは、
「教室講師の意見なども取り入れられ十分な品質はあるけど、やっぱりYAMAHAなどの楽器メーカーにはかないません」
と。なかなか正直者のI東さんです(笑)

結局、何が違うの?

さて、紹介された4機種。結局何が違うんでしょうか?

どうやら、ネックの違いなどにより音の質や吹き心地が違うんだとか。


サックスの先端、くわえる部分になるところですね。

下位機種ほど音は出すのは簡単になるけど、音の強弱などの表現が付けにくくなるそうです。
上位機種とは材質も違うそうです。

うーん。この小さなパーツだけでそんなに違うのかな?
実は、最初に来店した時に未経験のおーはしさん家に代わって音を出してくれないか頼んだんだけど、ピアノ担当のI東さんは音を出すことが出来ませんでした。
でも、なんと!2回目の来店時には、講師に教えを請い音を出せるようになっていてくれました!すごいぞ!I東さん!

実際に音を出してくれたのは、YAS-480とYAS-380。
肝心の音はと言いますと……。

正直、あんまり違いは分かりませんでした。
超初心者のI東さんはメロディが吹けずに、単音だけだったと言うこともあるんでしょうが。

でも、その超初心者のI東さんでもあっさり音がでたYAS-380。
そして、ちょっと音を出すのに苦労したYAS-480。

なるほど。下位機種のほうが音が出しやすいってのは本当のようですね。

ちなみに、この「音の出しやすさ」「表現力の幅」をどの程度で実感できるのか?
島村楽器のサックススクールに通う生徒さんによると、意外とすぐに実感できるレベルなんだとか。
だから、ある程度上達してから上位機種に買い換えようと思って下位機種を選ぶと、すぐにその時期が来る可能性があるそうです。

ネックの互換性は?

そんな音の室に大きく関わるネックですが、取り外しが出来るのなら、下位機種の管体に上位機種のネックを取り付ければいいんじゃないの?
なんて思うわけです。

実際に、互換性のあるネックはあります。
ただ、YAS-62とYAS-480は互換性があるけど、YAS-380には互換性が無いそうです。

つまり、中〜上位機種ではネックの交換ができるけど、下位機種はそれが出来ない。

これ、大きいですね。
ネックだけなら数万で交換できますが。全てを買い換えるとなると10万以上しますから。

その他の違いは?

ネックの違いによる音の違いは分かりました。管体(本体)も材質(銅の含有量など)により音の質が変わるそうです。

では、その他は?

大きく変わるのは、管体に彫刻が施されているか、とか。エンブレムがシールとかその程度のものっぽいですね。

結局こうして決定したよ

で、結局おーはしさん家はこうして機種を決定しました。

【前提】

  • 娘2号は中学に入って吹奏楽部でアルト・サックスをやりたい。
  • やるからには、本気でしっかりと取り組みたい。
  • 予算はそこそこ。でも、そんなに余裕が有るわけではない。

以上の3点が大きな前提としてありました。

その結果、選んだのがYAS-480です。

正直、最初はYAS-380にしようかと思ってました。
家で下位機種をしていても、部活で上位機種が使えるのならそれでいいかな?って。

でも、これからサックスを続けるなら、結局ネックの制限などから上位へ買い換える必要が出ることは必死です。
それなら、YAS-480を購入しておいて、途中でネックをYAS-62の物へ買い換えたほうがコストが安く済みます。

また、YAS-62のネックの価格が3万円ちょい。
YAS-380からYAS-62へ買い換えるとなると、トータルで20万円以上の差がでます。

そして、これはまだ実感できていませんが、表現力の差。

僕の使用しているウクレレや娘1号のピアノなど、やっぱり下位機種より上位機種のほうがいい音が出るし、表現豊かな音が出ます。
値段が高ければいい音が出る。ってわけではないと思いますが、下位より上位の方が作りや材質が良い事には違いありません。そして、それが音質へ繋がっているのも、紛れも無い事実です。

娘2号が本気でサックスに取り組む!と言うので、娘の将来に期待しての選択でした。
これ重要でした。

その他の消耗品

楽器は、本体を買ったらそれで終わりではありません。
楽器の状態を良好に保つためには、日頃のメンテナンスも重要です。

その点、I東さんはしっかりサポートしてくれました。


なんと、まったくの素人のおーはしさん家のために、こんな資料を手作りしてくれていました。もうね。店員さんの鏡ですよ!
出来立てホヤホヤだったので、若干の誤字やレイアウトの崩れがあるのはご愛嬌ですね(笑)

I東さんのアドバイスを受けながら購入した関連用品がこちら。


上段左側から、タンポの水分を拭くシート、コルクグリス、マウスピースパッチ、リード、スワブ、クロスの6点。
管体の中を清掃するスワブはI東さんのアドバイスで大きいサイズを購入しました。

お手入れの仕方も、部活の顧問先生によって方法や使用する道具に差があるそうです。その場合は不足しているものを追加購入する必要があります。
この6点が最低限必要なものだそうです。

また、「お手入れセット」としてセット販売されているものの中には、実際は使用頻度の少ないものなども入っているため、あまりオススメしないそうです。

その後、娘2号が買った関連商品が1つ。


サックスのキーホルダー。
女の子ですもんね。こんな関連商品も必要かもしれません(笑)


さて、当初予定していた予算よりも少しオーバーしてしまいましたが、I東さんのお陰で納得してサックスを購入することが出来ました。
今回のサックス購入で、あらためてお店の販売員さんの存在って重要だなって痛感しました。
使用して実際に音質や表現力などを実感するのはこれからですが、少なくとも購入する段階で不安や疑問なくスッキリ購入することが出来たのは、I東さんが分からないことや出来ないことを、次の来店までに克服して僕達に提示してくれた事が大きかったです。


こうして購入に至ったおーはしさん家のアルト・サックスですが、僕を含め家族全員がサックス未経験。
入門書を購入して見よう見まねで練習してますが、やっぱりちゃんと習った方が良さそうですね。変な癖がついても困ります。

次は、サックス教室探しだ〜。





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