2020年10月18日日曜日

レタッチの境界線 『おとーさんの写真練習帳』

 写真のレタッチってどこまで許される?

SNSなどでもたまに話題になります。
現在はアプリの進化もあって、誰でも撮った写真に簡単に高度なレタッチを施すことができます。ホワイトバランスを変えたり、シャープネスを上げたり、明るさを変えたり出来るのは当たり前。写っているものを消しちゃうことも簡単にできちゃいます。

先日、なばなの里で撮ったコスモスです。
実はこの写真、随分レタッチ、というか加工しています。

これが元の画像。
左上隅と右上隅に写り込んだコスモスを消して、背景の青色を少し明るくしています。

写っていたものが無かったことにされている写真って、みなさんはどう思われますか?

僕は、撮り手がその写真をどう捉えているかによると思うんです。

観光パンフレットなどに載せられる写真が実物と違うほどに加工されていたり、あるはずのものが消されてたりすれば、その写真を見て「行きたい」って思った人にとっては騙されたって感じますよね。

一方、アートとして表現された写真の場合、完成して出力された写真が撮り手の表現したかった唯一正解の写真。何が消されて、何が変えられていても、その写真からなにが伝わるかが全てだと想います。

その点、SNSにあげられる写真は捉え方が難しい。撮り手さんの表現の一つだけど、SNSには情報収集の一面もあって、SNSで検索して行き先を決める参考にする人も多いと想います。なので、行ってみて「あれ?思っていた風景とちょっと違う」ってこともあります。

だから僕はSNSに上げる写真は、そこに嘘がないように。を気をつけてます。

建物を消してしまうほどの、あり得ないほどの加工はしないけど、写ってほしくないタイミングで車が写ったとか、人が写ったって場合は躊躇なく消してしまうことも。

そもそも、写ってほしくないものが写ってるって、撮る時に気をつけて撮んなきゃって話ですけどね(汗)

さぁ、今週も練習!練習〜!